たとえば、2階に寝室がある場合。トイレがあるのが1階だけだと、夜のトイレのたびに1 階に降りなくてはいけません。面倒なだけでなく、危険なので注意が必要です。

また、玄関を開けてすぐにトイレが見えるという配置も気になります。家族としては使い やすいかもしれませんが、来客の際に気になってしまうもの。これと同様に、リビングからトイレが見えるのもおすすめできません。視線や音が気になるので、できれば避けた方 がよいでしょう。

よく聞くのが、コンセントの数が少ないという失敗談。家を建てるときにはなかなかコンセントの配置まで意識が向きませんが、実際に生活するとなるととても大切な要素です。 ぜひ、今の生活を考えながら「どこにどれだけのコンセントが必要か?」を考えてみましょう。

また、「コンセントの数は足りているけど、場所が使いづらい」というケースもあります。 ソファや大きな棚の後ろに隠れてしまうなんてこともありますから、できれば家具の配置も考慮しましょう。

駐車場のスペースが狭いと出し入れがストレスになります。もちろん駐車場として使えるスペースには制約があると思いますが、注意が必要なポイントです。家を建てるときには気にならないとしても、車の買い替えやお子さんが生まれたタイミングで車を大きくすることもあるでしょう。

さらに、雨の日のことも考えておくのがおすすめです。玄関と駐車場が少し離れていたり、導線によっては雨の日に不便を感じることもあります。場合によってはガレージやカーポートの設置も選択肢のひとつです。